今回は、「KVA動体視力」について解説をしていきます!
KVA動体視力とは?
前後方向に動く物を見極める能力のこと。
レンズの役目を果たす目の水晶体の厚みを素早く変化させることによって、動いている物に対して的確にピントを合わせることができる人ほど、「KVA動体視力」が良いとされます。
どのように測定するの?
奥方向から手前に向かってくるランドルト環(C)の向きを見極めることによって測定します。
KVA動体視力が必要とされるスポーツは?
野球、テニス、バドミントン、卓球などが挙げられます。
野球・ソフトボールの例を挙げると・・・
「KVA動体視力」が良ければ、ピッチャーの手元から自分の方に向かってくる(=前後方向に動く)ボールもはっきりと見極められるため、そのぶんヒットを量産することができる。
言うなれば「KVA動体視力」というのは、優れた野球選手になるために絶対不可欠な能力なのです。
あえて分類すると、野球のほかにもテニス、バドミントン、卓球なども、前後方向の動きを見極める「KVA動体視力」が必要とされるスポーツ。
「KVA動体視力」と「DVA動体視力」を比べたときに、見極める対象物の動きの向き(横方向か前後方向か)以外にも異なる点があります。
それは、眼球運動の有無です。
「DVA動体視力」においては眼球運動、簡単に言えば目線の移動が伴いますが、「KVA動体視力」にはそれがありません。
その代わり「KVA動体視力」においては、レンズの役目を果たす目の水晶体の厚みを素早く変化させることによって、前後方向に動く物を正確に認識する力が求められます。
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