反射神経・運動神経の良し悪しを決めるのは「動体視力」!?
まず「反射神経」ですが、実は反射神経という名前の神経は存在しません。
私たちが普段「反射神経」と呼んでいるのは「認識→判断→動作」の流れのスピードのことなんです。
すなわち、反射神経が良い人というのは認識から動作までのスピードが速い人で、一方、反射神経が悪い人というのはそのスピードが遅い人というわけです。
それに対して、「運動神経」という名前の神経は確かに存在します。
この「運動神経」と、よく似た言葉である「運動能力」を混同している人が少なくないのですが、この二つは別物です。
「運動能力」というのは、身長や体重、骨格や筋肉などに基づく、運動を行うために必要な力のことで、「運動神経」というのは、反応の速さやバランス感覚の良さ、あるいは判断力の確かさといった、運動を補佐する能力(スキル)のことと言えば、その違いがおわかりいただけるでしょうか。
「反射神経」と「運動神経」。運動能力を司るこの二つの神経と密接な関係にあるのが「動体視力」です。
人が何か動作を行う前には必ず、認識・判断といったアクションが伴うわけですが、このうち認識の部分に大きく関わるのが動体視力であり、動体視力の良し悪しが反射神経や運動神経の良し悪しを決めると言っても過言ではないくらいなんです。
その証拠に、動体視力の良さに関してさまざまな逸話を持つイチローの例を出すまでもなく、一流のアスリートは大抵優れた動体視力を具えていますし、プロスポーツの世界では動体視力を高めるトレーニングが積極的に取り入れられています。
TRUNK BODY では、
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